Copy of BROSKIの防水本革ができるまで
みなさん、こんにちは!
こちらのページでは、BROSKI AND SUPPLYの防水本革が出来るまでの工程をご紹介します。
よろしければ、最後までご覧くださいませ。
BROSKI AND SUPPLYの防水本革は創業40年以上のバングラディシュの1番大きな加工工場で製造しています。
ヨーロッパや他アジアにも輸出している工場です。
1.生皮を塩漬けする
生皮とは何も加工をしていない皮です。
生皮の状態で工場に届きます。生皮は3~4時間ほどで腐ってしまうため、すぐに塩漬けをします。塩漬けと水洗いを繰り返し皮についた毛や肉、油を綺麗に落とします。
そして生皮の色が変わり「ウェットブルー」になります。
白くて、うっすらと青みがかっているのが、クロムなめしの特徴です。
ここで生皮は加工されたので原皮と言います。
2.鞣し(なめ)・染色
なめしとは、皮のコラーゲン繊維になめし剤を結合させて、耐熱性、耐久性を備えた素材に変化させることです。 クロムなめしでは、塩基性硫酸クロム塩という薬品を使用します。 大きなドラムの中になめし剤と水と皮を入れて回転させます。
この時に防水の為の薬品も一緒に入れる為、皮の内部まで浸透され防水加工された生地ができます。ドラムは72時間回し、よく浸透させます。
大きなドラムには最大330枚の皮が入ります。
皮は「鞣し」の過程を経て初めて鞄に使われる革となります。
染料も一緒に回します。
色の染み込み具合は、革ごとに微妙に異なるため、時間、染料の量など、微妙な調整が必要です。
3.シェービング
革の肉面側を回転するロール刃で削って厚さを調整する工程です。 皮によって厚さがバラバラなので、均一にさせます。1.2~1.6mmの厚さに整えます。
4.脱水・乾燥
脱水をし1週間自然乾燥させます。
5.伸ばす
革が収縮しないように、重りを使ってネットに張り付け、平らな状態にして乾燥させます。 革をのばしてしわをとり、形を整える狙いもあります。
6.プレッシャー
上から圧をかけさらに綺麗に整えます。
7.コーティング
最後の加工作業。
塗料で表面加工をします。色を付けたり、艶だしをします。
8.検品
縫製工場に送る前の検品作業。傷やシミがないか目で確認。
革には「ABCDF」とランクがありますが、BROSKIでは1番良いAランクと2番目のBランクのみを使用しています。Aランクは全体の10%しか取れない貴重な革を使用しています。
厳選されたA・Bランクのみ縫製工場に送られます。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
防水本革が出来るまでの工程はいかがでしたか?
ぜひ一度、職人の手で作られたBROSKIの製品をご覧くださいませ!
BROSKI AND SUPPLY